今年のSonarの目玉の一つKraftwerk会場の入口で3Dメガネが配られ、演奏中のスクリーンを見ると絵や文字が浮かび上がって3次元に見え、音楽と連動しててカッコ良かったんだが、当然後ろを見ると皆同じメガネをしてて異様な光景で何だかゾッとした。
あとで思い出したのだけど、昔何かのテレビで見たアメリカ最初の核実験であるトリニティ実験の観察者達の光景とそっくりじゃないか。
記憶違いでなければ確か、当時は放射能の危険性を甘く見てたため近くで観察していた人たちはその後、癌や白血病で亡くなったとかというナレーションが入っていて、その時感じた恐怖があったのでその映像は鮮明に覚えていた。
僕はNicolas Jaarを見るために途中で抜けたが、その後Radioactivity (Fukushima Version)をやったらしい。上の写真は一緒に行った友達が撮ったもの。
自分の中の記憶でしかすぎないにしても何だか皮肉な感じがした。
トリニティ実験の観察者 |
1945年のトリニティ実験から始まり1998年パキスタンの核実験までの核爆発をマッピングした映像作品。橋本公さんが2003年に卒業制作で作ったものらしい。
途中から核爆発を示す音が現代音楽に聞こえてくるぐらい核爆発が起きていたという事実を教えてくれる。
特に冷戦時代のアメリカとソ連のやり合いみたいなものは凄まじい。