オスロで発見した散髪屋兼本屋。
古本に興味あったので入ろうとしたら、どう見ても扉は一つしかないから思い切って入ったら散髪屋だった。しかも店主は写真のアジア系の女性一人。
なんてクリエイティブなおばちゃんか。
これなら順番待ちしてるお客さんも暇しないし、気に入ったら買って帰れる。
古本も魅力的だったが、他にも古切手や古ポストカードも置いていてとても魅力的。
その中でも僕が一番しびれたのは、誰が撮ったのか分からないようなスナップ写真や試し焼きがされた印画紙。それらがゴミのように無造作に束になって積まれている。
これも売ってるのかと聞くと、お前そんなにに興味あるのかというようなビックリした目で僕のことを見て、売ってるよと一言。
どこの誰だか分からない人が彼、彼女の視点で切り取った当時のノルウェーの誰だか分からない被写体が写っている写真に何か惹かれて数枚買った。
店主に値段を聞くと、そんなに価値があるものかと疑うような感じで写真の表裏を確認してから一枚50円くらいの値段で売ってくれた。
ノルウェーの物価が高いにしても、自分はゴミのように積んでたくせに高い、少し足元を見られたかもしれない。