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2013/01/01

Reflection 2012

意外と忘れてしまうので、今年感動をした人、本、映画、音楽、都市を記しておく。

坂口恭平
本もおもしろかったが人としておもしろすぎる。今年一番の衝撃と感動。

坂口安吾「日本文化私観論 etc」
「必要」という言葉の深さを思い知らされた。

堀口捨己「草庭」
日本建築の捉えかたにおいて、形式論的な理論を語る人が多いが、堀口は材料など言葉になりにくいものにまで思考をめぐらせている。

中沢新一「野生の科学」
「不思議な環」という大事な概念を頂いた。

Bruno Vaerini
一緒にヴィチェンツァに旅行したが、僕より35歳くらい年上なのに建築家の友達として僕と接してくれた。その態度に感動したと同時に身を引き締められた。
イタリアの歴史や文化が彼の中に詰まっていて、惜しみなく教えてくれた。

イスタンブール
トルコ人の友達の結婚式に出るために行ったが、式やパーティも含め異文化やイスタンブールのダイナミックさに感動した。イスタンブールは二回目だったが、イタリアから行くと全然違って見えた。自分の目も変わってきていることに気づいた。

松倉如子
宮沢章夫が「竹中直人以来の衝撃」といったらしいが、僕にとっても衝撃だった。

Aki Kaurismaki "The man without a past"
音楽から役者、シーン、カメラワークまで、どれも好き。

成瀬巳喜男「乱れる」
高嶋峰子が素晴らしい。
50年前の映画なのに、個人商店がスーパーマーケットによって潰れていく話など未だにあるが、こんなに前から始まっていたことに驚いた。50年前の日本が見れるのが興味深い。


さ、これから家でイタリア人、日本人の友達とDJセットで音楽がんがんかけながら別室では鍋を囲んで年越し。
来年もよろしくお願いします。