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2013/01/23

Via Santa Croce





休憩でよく通る事務所近くの通り。

ミラノでは数少ない車が入れない通り。裏道だか公園や教会に隣接しており雰囲気がある。


写真の左側は建物の裏庭に面しているわけだが、塀の高い部分にアーチ型の開口がある。何のためかは分からないが、閉塞感を少し和らげ奥側の店から続くリズムを作っているようにも感じる。


舗装の組み合わせもなかなか良い。
Ciottoli(小石の意)というイタリアの伝統的な舗装。昔はセメントなしで職人が綺麗に小石を敷き詰めていたという。

Capella Portinari della basilica di San Eustorgio, 1468 / Michelozzo

ミケロッツォ設計のポルティナーリ礼拝堂がこの通りからよく見える。
サン・テウストルジョ教会に隣接している礼拝堂だが、教会とは分離され独自の外観である。
ミケロッツォはフィレンツェでブルネレスキから建築を学んだが、この教会ではフィレンツェで学んだピュアなクラシック・スタイルよりはむしろ、カラフルでデコラティブなミラノ・スタイルのデザインとなっている(特に内部、写真はまた載せます)。
cf.) The Architecture of the Italian Renaissance / Peter Murray
クラシックスタイルとローカルスタイルにおけるジレンマというか、矛盾が何とも魅力になっているようにも感じる。


昨日は訪れた時は、身廊ではなく側廊にあるアプスでミサをやっていた。平日だからか?
身廊空間がぽっかり開いていて不思議な感じだった。

ティチネーゼ通りに面する広場からメインファサードを見る